株式会社バイタルケーエスケー・ホールディングスが14日に発表した2025年3月期通期連結決算によると、当期の連結業績は、売上高6,003.7億円(前年同期比102.2%)、営業利益57.06億円(同102.7%)、経常利益69.7億円(同106.3%)、親会社株主に帰属する当期純利益73.08億円(同125.1%)となった。医薬品卸売事業では、抗がん剤や各種ワクチンの販売増加、インフルエンザ関連商品の伸長により増収増益となった。一方、薬局事業は増収減益、動物用医薬品卸売事業は増収減益となっている。

薬局事業は売上高195億500万円(前期比2.3%増)、セグメント利益（営業利益）2億5100万円 (19.0%減)で増収減益だった。処方箋枚数は減少したが、技術料収入の拡大に努めるなどしたことで増収を確保。利益面では、薬価改定に加え、処方日数の長期化などがマイナス要因となった。