スズケンが13日公表した2025年3月期連結決算によると、保険薬局事業を含む地域医療介護支援事業の売上高は944億1400万円(前期比3.1%減)、営業利益は12億9100万円(23.6%減) の減収減益だった。介護事業は増収を確保したものの、保険薬局事業は閉局により運営店舗数が減少し、処方箋受付枚数が減少して減収となった。利益面では、販売管理費の適正化に努めたものの、減収に伴う売上総利益の減少を補うには至らなかった。

連結業績は、売上高2兆3999億5200万円(0.6%増)、営業利益371億2500万円(6.4%増)、純利益344億9600万円(18.9%増)で増収増益。医薬品卸売事業は新型コロナウイルス関連商材の売り上げが前年から落ち込んだものの、医療用医薬品市場の伸長や、いわゆるスペシャリティー医薬品が寄与したことで全体として増収を確保。販管費の見直しと抑制に取り組んだことで増益となった。