株式会社スズケンの連結会計年度における業績は、売上高2兆3864億9300万円（前期比3.1％増）、営業利益348億7500万円（前期比7.0％増）、経常利益383億5100万円（前期比5.4％増）、親会社株主に帰属する当期純利益は290億1600万円（前期比42.6％増）となった。

保険薬局事業を含む地域医療介護支援事業は売上高974億6300万円（前期比0.5%減）、営業利益16億9000万円（前期比34.8%減）と減収減益となった。
新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴う受診抑制の緩和などにより、処方箋枚数は増加したものの、調剤報酬改定の影響から減収となった。利益面では、地域支援体制加算の経過措置終了や薬価改定が影響したとしている。
一方、主力の医薬品卸事業は、売上高2兆2991億8000万円（前期比3.2%増）、営業利益304億2400万円（前期比12.5%増）と増収増益となった。スペシャリティ医薬品をはじめとする新薬や、新型コロナ感染症治療薬の販売増加などが寄与したほか、適正利益の獲得に取り組んだことなどが奏功したとしている。